八重山古典民謡大正琴教本

 私は、八重山古典民謡の修練を続けるかたわら、大正琴のもつ庶民性にも大いに魅力を感じ、その教室に通いました。

 そのうち、大正琴で八重山の歌が弾けないものかと、自分なりに練習を重ねる中で、大正琴による八重山古典民謡の譜面化に必要性を感じるようになりました。

 そんな矢先、地元八重山で花城善政氏が八重山歌大正琴研究所を開いておられることを聞き、すぐに入門させていただいた次第です。花城善政師匠の下で、直接間接の指導を受け、八重山歌大正琴保存会の主催するコンクールにも参加するなど練習を続け、教師免許も授かりました。

 本書が、一人でも多くの方々に活用され、八重山古典民謡の研究・普及・発展にいくらかでも役立てば幸いに思います。


 

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